有料リンクの購入はSEOのために逆効果なのか
久しぶりに、私が運営する司法書士事務所ウェブサイトのSEO(検索エンジン最適化)についてです。
「相続放棄」の一語によるGoogle検索順位が9位に急上昇したので、現状について少し書いてみようと思ったのです。この1年間では、6月の数日間のみ12位にいたことはあるものの、おおむね20位台をウロウロしていました。それがこの数日で一気に10位以内に入ってきました。
それなりに競合サイトの多いキーワードで、10位以内に入るのが容易でないのはたしかです。けれども、Google検索によるサイトへの流入増加を期待するならば、1ページ目でも上のほうじゃないとあまり意味がないと思います。それでも、SEO効果の目安としていくつかのキーワードについて検索順位を毎日チェックしているわけです。
ちなみに、相続放棄は家庭裁判所でおこなう手続であり、裁判所提出書類の作成を主要業務の一つとする司法書士にとって、日常的に取り扱うことの多い手続きです。当事務所でもウェブサイト経由でのご依頼が多いこともあり、SEOに力を注いているキーワードです。
被リンクサービスの解約
Google検索順位を決定する要素として、そのサイトがどれだけリンクされているかが重要であることは、以前も今も変わらぬ事実です。しかし、Googleが認めているのは自然に受けた被リンクのみであり、検索順位の上昇を目的とした自演リンクの類はペナルティを受けるおそれがあります。
しかしながら、個人経営の司法書士事務所が運営するウェブサイトへ、見知らぬ数多くの方々に自分のサイトやブログからリンクを貼ってもらうのは至難の業です。
そんなわけで、大きな声では言えませんが、私も有料リンクの購入に手を染めておりました。有料リンクとは、月額料金を払うことでSEO業者が運営するウェブサイトやブログからリンクを貼ってもらうわけです。
ほんの数年前までは、有料であっても被リンクを受けることの効果は絶大でした。それなりに競合が激しいキーワードで手っ取り早く上位表示されるには、有料リンクの購入は必須であったのが実情でしょう。
それが、GoogleがSEO目的でおこなわれるリンクの排除を徹底しだしたことで、大きく雲行きが変わりました。私が運営するサイトでも、明確なペナルティを受けた経験はないものの、有料リンクの効果に疑問を抱きつつあり、これ以上続けることにリスクを感じるようになってきました。
そこで、1ヶ月ほど前に思い切って契約更新するのを止めました。解約後には全てのリンクが外されることになっていますから、その頃、一気に数十本のリンクが失われたわけです。
それでも、現在では自然な被リンクもそれなりに付いていますし、サイトを置いているドメイン(office-takashima.com)はGoogleに1,600ページもインデックスされている程に大きく育ちましたから、影響は少ないはずだと予想していました(というより、願っていました)。
それが、検索順位が下がるどころか、9位にまで急上昇してきたのは驚きです。有料リンクが外れたことのみが原因なのかは不明ですが、無関係にしては時期が一致しすぎています。
ただし、被リンクが付くにせよ外れるにせよ、それをGoogleが認識するまでにはタイムラグがあるはずです。また、順位が上昇したといっても、このまま安定するかは不明です。
そんな状況ではありますが、久しぶりの10位圏内に少し興奮して記事にしてしまいました。また順位変動があったらご報告したいと思いますが、最後に自演リンクを貼って記事を終わりたいと思います(笑)。