肝臓の薬「肝生」の効果のその後についてなど
このブログのアクセス解析によれば、「肝生 効果」とのキーワード検索による訪問がとても多いです(記事は「肝生の効果?お酒好きでも肝臓の数値は大丈夫」)。
肝生とは、肝臓のための薬(第2類医薬品)です。添付の説明文書によれば「肝生は肝機能障害、急・慢性肝炎、肝臓肥大、胆のう炎、黄疸を改善するために、12種類の生薬を配合して創りました弊社独自の製剤です」とあります。
肝臓のための薬を飲んでまでお酒を飲むのもどうかと思う方も多いでしょう。しかし、肝生を飲み続けているおかげか、長年にわたってほぼ毎日飲み続けている私の肝機能の数値が正常であったことは上記の記事に書いたとおりです。
その後も、肝生を飲み続けているので、もう2年半くらいが経つことになりますが、そんなに飲んでいて大丈夫なのかと少し心配になり成分を確認してみました。
肝生の成分・分量
肝生の製造元である建林松鶴堂のウェブサイトによれば、肝生の「成分・分量」は次のとおりです。
本品3包(6g)中、下記生薬より製した肝生乾燥エキス2gを含有します。
・サンソウニン 1.46g
・ソウハクヒ 1.46g
・ダイオウ 0.37g
・ニンジン 1.46g
・キジツ 1.46g
・ウバイ 1.46g
・サンシシ 1.46g
・シュクシャ 1.46g
・キッピ 1.46g
・シャゼンシ 1.46g
・ケイヒ 0.37g
・ガイヨウ 1.46g
成分である生薬のそれぞれについて、効能を調べてみると次のようになっていました(文言は全てリンク先のページから引用させていただいております)。一つ一つの成分が直接的に「肝臓に効く」というようには見えませんが、この組み合わせが効果を発揮するということなのでしょうか。
神経・精神の強壮、鎮静、催眠、健胃
ソウハクヒ・・桑白皮
消炎性利尿、緩下、去痰、鎮咳、鎮静
ダイオウ・・大黄
主として停滞している病毒を下す。したがって、胸腹部の膨満、腹痛、便秘、小便の出が悪いものを治す。また、黄疸、血液の停滞による症状、できものを治す。
ニンジン・・人参
強壮、強精、鎮静、抗疲労、強心、利尿
キジツ・・枳実
芳香性健胃薬、抗アレルギー作用
烏梅・・ウバイ
収斂、止瀉、解熱、鎮嘔、去痰、駆虫作用
サンシシ・・山梔子
解熱作用、黄疸消退作用、止血作用、抗菌・抗真菌作用、鎮静作用、降圧作用
シュクシャ・・縮砂
脾胃虚寒、胸悶嘔吐、腸痛、泄利
キッピ(橘皮)
理気、健脾、化痰
シャゼンシ・・車前子
利尿、去痰、明目、消炎、解熱
ケイヒ・・桂皮
発汗、解熱、鎮痛、健胃
ガイヨウ・・艾葉
温経・止血・散寒・除湿・止痛