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相続で司法書士が生き残る道!



有名コンサルティング会社である、株式会社船井総合研究所より「司法書士事務所経営レポート」なるDMが定期的に届きます。

経営の苦手な私としては、毎回とても興味深く拝見しているわけですが、今回のテーマは「相続で司法書士が生き残る道!」とあります。「立ち上げ6ヶ月でホームページから相続を月間100万円受任した成功事例大公開」との刺激的な副題には、さすがコンサルティングのプロと唸るしかありません。

さっそく読み進めてみると、HP(ホームページ)のリニューアルにより大幅に受任を伸ばした事例として、リニューアル前には月間問い合わせ件数が0~1件だったのが、リニューアルにより月間10~15件に大幅アップとの数字が出ています。

相続専門サイトへリニューアルし、HPのページ数を現在の10ページから80ページ以上に増やしたことにより、上記のような成果が出たとのこと。また、このような成果を上げるための、圧倒的地域一番のホームページの条件とは、次のようなものだとのことです。

1.相続に関して地域一番の情報量(ページ数)を持っている。
2.デザイン・レイアウトが一番キレイで見やすい。

地域一番の情報量があるホームページとは

情報量については、実績を上げている事務所のホームページは「相続に関する情報だけで50ページ以上ある」そうです。

それを地域一番の情報量というなら、当事務所のウェブサイトは、相続専門ではなく「司法書士業務に関するものなら何でもあり」ではありますが、1,000ページを大きく超えています。また、このページ数にはブログ記事を含んでおり、「相続専門サイトの50ページ」と同条件で比較はできないでしょう。

しかし、私の経験上、100ページ程度のウェブサイトで満足のいくアクセス数を集めるのは難しいように思います(リスティング広告を利用する場合を除く)。

結局、圧倒的な情報量のホームページを作るには、それなりの時間がかかるわけです。急激な業績回復を求めて、ホームページ作成に取り組んでも、そう簡単にうまくいくものではありません。

デザイン・レイアウトが一番キレイなホームページ

その事務所に問い合わせするかどうかの判断基準として、ホームページのデザイン・レイアウトがきわめて重要であることについては、全面的に同意します。この点、当事務所のホームページは、一貫して私自身が作成していますから、デザイン・レイアウトが弱点であろうとは自覚しています。

プロのホームページ制作会社に頼めば、もっとお問い合わせが増えるかもしれないとは思っていますが、今のところ、現在のやり方を変えるつもりはありません。今後、当事務所の営業地域に、「圧倒的地域一番のホームページ」を持つ司法書士事務所がやってきたら考えますが。

ただ、その場合でも、これまでに築き上げてきた圧倒的な情報量(ページ数)の蓄積がありますから、すぐに逆転が可能なはずだと楽観視をしております。

どんな優秀な業者に頼んでも、司法書士業務についてのコンテンツ作成まで任せるのは無理でしょう。何百ものページを作成する場合でも、専門家が自分自身で書かなければ優れたものはできません。

当事務所へのお問い合わせ件数 

思いつくままに書いていたら長くなってしまったので、無理矢理まとめに入ります。

上記司法書士事務所経営レポートには、成功モデルのホームページとして、月間アクセス数500、月間問い合わせ件数20件とあります。500アクセスで、問い合わせ20件ならば、問い合わせ率は4%です。たしかに素晴らしい。

アクセス数というのが何を指すのか分かりませんが、Google Analytics(グーグルのアクセス解析)のセッション数だとすれば、当事務所の直近1ヶ月の数字は62,039です。

また、ウェブサイト、ブログをご覧になった方から、お電話またはメールがあったのを、すべて1件のお問い合わせとカウントするならば、当事務所への月間お問い合わせ件数は100件程度はあります。

しかし、62,000アクセスで、問い合わせ100件では、問い合わせ率は1.6%にしかなりません。プロのコンサルを受ければ大幅にお問い合わせ率が上がるのでしょうか。当面受けるつもりは無いので、その答えは分からぬまま・・・。